鳩山首相、新名護市長「お会いできるときにお会いしたい」(産経新聞)
【鳩山ぶら下がり】(26日夕)
鳩山由紀夫首相は26日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が焦点となった同県名護市長選で初当選した稲嶺進氏が面会を望んでいることについて、「お会いできるときにお会いしたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
【普天間飛行場移設】
−−普天間飛行場の移設先について、平野博文官房長官が「地元の合意かどうかは別の問題」として、5月末までに地元の合意が得られなくても仕方がないとの認識を示している。首相は地元自治体との合意も含めて、5月末までに結論を出すべきだと思うか
「官房長官が合意を得られなくても仕方がないというふうに申しているとは思えないんですが、私は名護の市長選挙が行われたと。その結果が一つの民意であることは間違いありません。そのことも大事にしながら、沖縄県民の一つの意思の表れだと受け止めて、そのことも含めて、アメリカとのすり合わせもしなければなりません」
「どの移設先が一番望ましいかと、沖縄県民とアメリカとも理解が得られるかということもしっかりと議論して、5月末までに必ず結論を出すと申し上げているわけでありまして、そこのところはいささかも私は違いがないと前から申し上げているとおりです」
−−一連の官房長官の発言が沖縄の反感を高めているようだが、真意をただす考えはあるか
「うん? それはあなた方がいろいろと質問されて、あるいは必ずしも理解が行き届かなかったところがあるかもしれません。問いただすつもりはありませんし、これは最終的に政府が決める、すなわち私が責任をもって政府としてアメリカとの間のすりあわせの中で、日本、特に沖縄県民の意思も尊重して、理解を求めていくというプロセスがありますから、そこはいささかも違いはありません」
−−官房長官は今日、地元との合意が要るケースと、要らないケースがあると。「法律的にやれる場合もある」と述べ、場合によっては法的措置もやむを得ないという認識を示している。どう考えるか。場合によってはやむを得ないか
「私は何度も申しあげているように、やはり、名護市民、沖縄県民の理解も求めて、最終的な結論が出されるべきだと思います。そういう意味では、どういう趣旨で官房長官が申したか分かりませんが、お互いのある意味での最終的な移設先の決定に関しては、みんながこれならば理解できるねというものを何としても作らなければならないと。その一つだと私は理解しています。したがって、どのような趣旨で官房長官が申したか分かりませんが、そんな強引なやり方ではなくて、理解を求めるように当然、行いたいと思っています」
−−名護市長選で当選した稲嶺氏が、首相への面会を希望しているが、会う考えがあるか
「私は基本的に首長さん、特に市長さんでも知事でも、当然お会いできるときにお会いしたいと思います」
【小沢氏土地疑惑】
−−参院予算委員会で小沢一郎民主党幹事長の10億円の不動産所有に関して、前原誠司国土交通相が「政治資金で不動産を買うべきではない」と断言していたが、同じ考えか
「うん。これは質問が間違っているんであって、資金管理団体ではもう、平成19年で買えなくなっているわけです。買えなくなっているから、みんなそのことを前提にして申し上げているわけでありまして、みんな同じ発想です」
【米国の金融規制】
−−オバマ米大統領が、21日に発表した金融規制策を受けて、先週末から株安、円高基調が続いているが、日本経済に与える影響をどう考えるか。日本政府が米国と連携する可能性はあるか
「これはオバマ大統領の金融機関に対する規制策は、おおむね海外も含めて好感を持たれていると思ってます。ただ、やはり、金融機関には厳しいということになるわけですから、アメリカを中心に金融機関をはじめ、大変、株が下がったりドル安になったり、結果として円が上がる状況になり、その円高が株安という影響を与えていると思っています。しばらく私は様子を見ることが正しいと思っておりまして、今すぐに何らかの対策を講じるというつもりはありません」
【春闘】
−−春闘が本格的にスタートし、連合が定期昇給の維持を主張している。首相の考えは
「それは、連合さんのお考えとすれば理解できる。そう思います。ただ、現在の経済状況、そう簡単ではない。経営者の皆さん方にとってみて、簡単に昇級できる状況ではないかと思っていますが、当然、春闘でそれぞれの立場でご主張しながら、最終的にお互い同士が意見を交換しながら結論を出していくということになると思ってまして、私から今、どうするということを申し上げる立場ではないと思います」
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ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。
【普天間飛行場移設】
−−普天間飛行場の移設先について、平野博文官房長官が「地元の合意かどうかは別の問題」として、5月末までに地元の合意が得られなくても仕方がないとの認識を示している。首相は地元自治体との合意も含めて、5月末までに結論を出すべきだと思うか
「官房長官が合意を得られなくても仕方がないというふうに申しているとは思えないんですが、私は名護の市長選挙が行われたと。その結果が一つの民意であることは間違いありません。そのことも大事にしながら、沖縄県民の一つの意思の表れだと受け止めて、そのことも含めて、アメリカとのすり合わせもしなければなりません」
「どの移設先が一番望ましいかと、沖縄県民とアメリカとも理解が得られるかということもしっかりと議論して、5月末までに必ず結論を出すと申し上げているわけでありまして、そこのところはいささかも私は違いがないと前から申し上げているとおりです」
−−一連の官房長官の発言が沖縄の反感を高めているようだが、真意をただす考えはあるか
「うん? それはあなた方がいろいろと質問されて、あるいは必ずしも理解が行き届かなかったところがあるかもしれません。問いただすつもりはありませんし、これは最終的に政府が決める、すなわち私が責任をもって政府としてアメリカとの間のすりあわせの中で、日本、特に沖縄県民の意思も尊重して、理解を求めていくというプロセスがありますから、そこはいささかも違いはありません」
−−官房長官は今日、地元との合意が要るケースと、要らないケースがあると。「法律的にやれる場合もある」と述べ、場合によっては法的措置もやむを得ないという認識を示している。どう考えるか。場合によってはやむを得ないか
「私は何度も申しあげているように、やはり、名護市民、沖縄県民の理解も求めて、最終的な結論が出されるべきだと思います。そういう意味では、どういう趣旨で官房長官が申したか分かりませんが、お互いのある意味での最終的な移設先の決定に関しては、みんながこれならば理解できるねというものを何としても作らなければならないと。その一つだと私は理解しています。したがって、どのような趣旨で官房長官が申したか分かりませんが、そんな強引なやり方ではなくて、理解を求めるように当然、行いたいと思っています」
−−名護市長選で当選した稲嶺氏が、首相への面会を希望しているが、会う考えがあるか
「私は基本的に首長さん、特に市長さんでも知事でも、当然お会いできるときにお会いしたいと思います」
【小沢氏土地疑惑】
−−参院予算委員会で小沢一郎民主党幹事長の10億円の不動産所有に関して、前原誠司国土交通相が「政治資金で不動産を買うべきではない」と断言していたが、同じ考えか
「うん。これは質問が間違っているんであって、資金管理団体ではもう、平成19年で買えなくなっているわけです。買えなくなっているから、みんなそのことを前提にして申し上げているわけでありまして、みんな同じ発想です」
【米国の金融規制】
−−オバマ米大統領が、21日に発表した金融規制策を受けて、先週末から株安、円高基調が続いているが、日本経済に与える影響をどう考えるか。日本政府が米国と連携する可能性はあるか
「これはオバマ大統領の金融機関に対する規制策は、おおむね海外も含めて好感を持たれていると思ってます。ただ、やはり、金融機関には厳しいということになるわけですから、アメリカを中心に金融機関をはじめ、大変、株が下がったりドル安になったり、結果として円が上がる状況になり、その円高が株安という影響を与えていると思っています。しばらく私は様子を見ることが正しいと思っておりまして、今すぐに何らかの対策を講じるというつもりはありません」
【春闘】
−−春闘が本格的にスタートし、連合が定期昇給の維持を主張している。首相の考えは
「それは、連合さんのお考えとすれば理解できる。そう思います。ただ、現在の経済状況、そう簡単ではない。経営者の皆さん方にとってみて、簡単に昇級できる状況ではないかと思っていますが、当然、春闘でそれぞれの立場でご主張しながら、最終的にお互い同士が意見を交換しながら結論を出していくということになると思ってまして、私から今、どうするということを申し上げる立場ではないと思います」
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2010-01-28 10:08
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